FTMのオタクのこと

FTMの治療と普通に思った通りの日記(不定期

ある本の話

久しぶりにある本を読んで、同じ部分、共感する部分があるなって昔の記憶を辿ろうと思ったんですよね。

 

でも、記憶をどれだけ辿ったとしても、全然出てこなくて。

ほとんどもやがかかってる。

今ももやがかかり気味だけど。

 

父親が亡くなって、世界が変わってしまった。

引越しをして、女の子らしくを強要、絶対高校は普通のところにしなさいと言われ続け、反対を押し切って美術系の高校を受けた。

ストレスで女の子の日は止まり、その中でもレールをずっと提案され続け、その上放置。

あの時から、可愛い可愛い弟君が一番だから放置。

僕は手のかからない子供。

 

ようやく最近カミングアウトを機にそのレールから抜け出した。

くらいしか出てこない。

 

思い出した範囲で

もしあの時、親の普通を信じてレールに乗り続けていたら、美術系の高校に落ちていたら、多分僕はこの世から別れてたと思う。

社会人になるまで、親に買い与えられた服装をして、女の子らしくを嘘でも続けて、吐き気と戦いながら、自分自身を痛めつけてただろうなって考える。

 

なんでカミングアウトできたのか今でも謎だけど、限界がきてたからもういいやの精神かもしれない。

「あっ。カミングアウトできたんだったら逃げてもいいんじゃないか。」

って逃げ出した。無理ならさよならしようと思って。

 

逃げ出した結果、精神面はすごく安定した。

 

親からは

「あんたは一生ひとりなんだから一緒に暮らしなさい。」

「事務系の仕事について安定を取りなさい。」

「あんたの老後、住む場所無くならないように実家に住みなさい。」

「もっと女の子らしい格好しなさい。」

「なんで反対ばかり選択するの?」

「あんたがいないと老後どうすればいいの?」

「一人暮らしなんてできるわけがない。」

「一人暮らしでお金が貯まらないよ!暮らせるわけがない。」

 

言葉が今もずっと呪いのようにまとわりつく。

その呪いから逃げたくても逃げれなくて、どうしたら楽になるかをずっと考えた結果が、嘘をつき続ける事と、風邪薬のOD。

 

嘘をつく事はもう慣れてしまって、今も親を大切にまた一緒に住む可能性あるよって嘘ついてる。

嫌われてるなんて思いもしないレベルで嘘をつき続けてる。

頭の中では早く終わらないかなって思うレベルで嫌なのに。

こちらから関わりを持ちたくないレベルで信頼も信用もしていない事も隠してる。

 

とても良い子ってことにしてます。

 

 

風邪薬のODは12年くらい続いてる。

酷い時はもう1日で100以上飲んでたな。

まあ、だいぶ改善されてきた。

 

一人暮らしして無かったらまだ100以上飲んでただろうし、身体に悪い事をしまくってただろうな。

 

今でもどうしようもなく苦しい時があって、やばいってなる時がめちゃくちゃあるけど。

 

思い出らしい思い出が全く出てこないのと、内面の事だったりプライベートな事が一切言えない。

言ったら、筒抜けで、周りに言いふらされて、間違ってると叩かれる、間違いだと言われる恐怖。

 

だから何考えてるかわからないって言われる原因なんだけど。

 

まあ毒親っていう存在は案外どこにでもいるし、もし今までの選択が違ったら行動に起こしていたかもしれない。

 

 

 

なんかお話がぐちゃぐちゃになってしまった。

ある本ってのは母という呪縛 娘という牢獄

実際に起きた事件を元に作られてる話。

その本読んで、もっと酷くてその境遇と同じだったら…って考えて実行に移したかなって考えた。

 

たぶん同じ事をしたと思う。それかさよならしてたな。

どっちかが、終わらないと終わらない。

その通りの思考になってる。

 

まあ今でも願ってる僕はあれかwまずいかw

葬式の夢も火葬してる夢も見る僕ってw